期間は7/13〜21。毎日ほぼ二胡漬けの日々。
簡単に説明すると、
6時起床→7時朝食→練習→レッスン→12時昼食→練習→レッスン→18時夕食→練習→シャワー→練習→就寝、とこんな感じ。
イレギュラーで講義やら小旅行やら諸々が入りますが基本的にはこんなスケジュール。
上海からバスで南に約三時間の余姚市という町にある”高風中学”というでっかい私立の校内施設をお借りしての8日間です。広い広い。迷うくらい広い。
寝るのは板にムシロのこんなベッド。冗談みたいだけど冗談ではない。

食事は校内の食堂で。一番豪華な時。
どうやら市の偉いさんが来てはったらしい。
食事は毎回とても美味しく、魚や野菜もたくさん出ます。
レッスンは班に分かれて。2時間半があっという間。
王永徳、高韶青(ジョージガオ)、段皚皚、陳春園という二胡界のオールスター講師陣より直々に教えていただけるのですもの!
目の当たりにするその弓さばき、音色、音量の迫力。
『これが二胡なんだよ。』と言葉を使わずとも雄弁に伝わって来るのです。
二胡という楽器の能力、魅力を120パーセント引き出している。そんな風に感じました。
マイクなんていらない。リバーヴ?それなに?そんなの必要ない。
これこそ二胡、これこそ”THE中国伝統楽器”。
最後の夜の演奏会の段先生の凄まじいまでの迫力、気迫。
国家一級奏者の凄みをものすごく近くで感じることが出来ました。
ああ、いつかこんな風に弾きたい。
何十年かかってもいいから、いつか。
二回目ということもあり、色々と思うところもあった合宿でした。
もっとこうしたかったというのも正直言ってありました。
でもやっぱり行って良かった。
肌で感じられたあの音色、音量、迫力。
そして何より大事だと教わった”音程の正確さ”。
何よりも音程。やっぱり音程。
音色やらなんやらはそれが出来てから言えること。
それに改めて気付けたことが一番の収穫と言えるかもしれません。
当たり前のことなんだけど。当たり前なんだけど。
二胡って本当に難しいわ(笑
そして客観的に自分の音を聴けるようになっていることに気付けたことが嬉しかった。
もっとシビアにならねば、、、と反省しつつ。
二年前に共に学んだ日本人同学と話して、この二年間の自分の道程を思い返したり、二胡との向き合い方の変化に気付いたりもしました。
そして改めて二胡の古典曲の素晴らしさにも気付きました。
私はアニメソングやポップスも好き。どんな曲でも、二胡を弾けることが幸せ。
だけど古典もきちんと学びたい。だって二胡だから。素晴らしい曲がたくさんあるから。
改めてそう思いました。
楽譜をなぞることと、弾けていることのこの大きな差!
一曲でもいいから、きちんと弾ける、聴かせられる曲を増やして行きたいと思います。
あ、あと中国語もね、、、あは、、は、、、。
お世話になった先生方、そして同学のみなさま、ありがとうございました!
ラストは上海最後の夜に食べた四川料理。
Tさんありがと!また上海で会いたい〜♪
